医師への道~医学部受験直前期から入学まで

医師への道~医学部受験直前期から入学まで

前回の記事では、医師を志したきっかけからその後の取り組みについてご紹介しました!

今回は、受験直前期の過ごし方や、実際に合格した時の様子、その後の入学式までの過ごし方についてご紹介します!

特に、受験直前期の過ごし方については、勉強への取り組み方をかなり詳しくお伝えしますので、是非ぜひ参考にしてください!!

受験直前期の過ごし方~こんな過ごし方が合格につながる!!

秋も深まる11月頃。
高校や予備校での授業も佳境を迎え、模擬試験のスケジュールも残りあと僅か。
日々本番が近づいてくる不安に襲われ、何に手を付けたらいいのか路頭に迷いがちな時期ですね。

そんな受験直前期(11月~2月)について、勉強面と生活面の両方の視点から具体的なアドバイスをご紹介します。

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勉強編

本番が迫るにつれて「あれもこれもやらなくちゃ」となりがちなのが大学受験。
試験の教科数も内容もたくさんありますし、仕方がないことではありますが、必要以上に追い詰められては「やるべきこと」を見失ってしまいます。

そこで、この項では直前期の勉強の指標となるような情報をお伝えします。
大学入学共通テスト(旧:センター試験)
2次試験
のそれぞれについて、分けて詳しく説明しますので、私大受験などで2次試験しか受けない、という方は、該当部分だけ読んでくださいね!

大学入学共通テスト(旧:センター試験)

2020年度から新たに導入予定の「大学入学共通テスト」。
一時期は「記述問題も出題する」との発表もありましたが、結局それも「採点基準が明確にできない」との理由で、その案もなくなったようですね、、、
(全国の大部分の受験生が受ける試験なのですから、正直当たり前といえば当たり前過ぎますよね笑)

今後の動向に注目ですが、おそらくは旧センター試験を踏襲した試験になるでしょう。出題形式も「公正・公平な採点」という観点からも大部分マーク形式だと考えられます。(2020年4月現在)

私自身は、センター試験を受験して大学入学した世代ですので、センター試験対策の経験からアドバイスさせて頂きます。
新たに導入される「大学入学共通テスト」対策にもきっとつながる部分はあると思うので是非参考にしてください。
(以下、「1次試験」と表現しています)


いつから本格的に取り組み始めるべきか?

大学受験生の大変な点は、2次試験の対策と並行して1次試験の対策もしなければならない点ですよね。

特に医学部受験では、記述形式や難易度の高い問題が出題される2次試験の勉強に時間をかけたくなるので、どうしても1次試験対策は億劫になってしまうと思います。

しかし、1次試験を侮ることなかれ。

医学部受験では、数点差あるいは1点差で不合格なんてことは毎年よくあるケースです。くれぐれも手を抜かないようにしなければなりません。

では、具体的にどのくらいの時期から本格的に1次試験の対策を始めればいいのでしょうか?

直前期以外の時期とあわせて各時期における1次試験および2次試験にかける勉強時間の目安が以下の通りです。

1次試験が伸び悩んでいる、もしくは不安がある受験生
4月~10月 1次試験:2次試験 = 2:8 あるいは 3:7
11月~12月中旬  1次試験:2次試験 = 4:6 あるいは 5:5
12月中旬~大晦日  1次試験:2次試験 = 7:3 あるいは 8:2
1月~本番     1次試験:2次試験 = 10:0

1次試験に自信がある受験生(例:マーク模試で毎回9割近く得点)
4月~10月 1次試験:2次試験 = 2:8
11月~12月中旬  1次試験:2次試験 = 4:6
12月中旬~大晦日  1次試験:2次試験 = 6:4
1月~本番     1次試験:2次試験 = 10:0

直前期以外(4月~10月)は、どんな受験生であれ医学部志望であれば2次試験の勉強を集中的にこなした方が、2次試験に対しては当然ですが、後々の1次試験への伸びにもつながります。

直前期(11月~)は、徐々に1次試験対策の勉強時間の比率を増やしていき、1月に入って本番までの約2週間の期間は1次試験の対策に全振りすることを強くおすすめします!!!

医学部受験では数点差を争う展開になることが多々あります。
その中で、「1次試験で失敗した」という状況で受験する2次試験の精神面への負担は半端じゃないです。
点数面ではもちろんですが、何より精神面がかなりやられます。

経験談ですが、予備校の友人で毎回のマーク模試で9割近く得点していた友人がいました。彼は天狗になって「1次試験はもう大丈夫。」となってしまったのでしょう。
本番の彼の得点は「900点満点中なんと720点(8割)に満たなかった」というのです。(当時、とてもじゃないですが具体的な点数は聞けませんでした、、、)

やはり、本番のプレッシャーというのは相当なもので、普段であればサクサク解いていけるような試験でも余計な力が入ってケアレスミスを連発したり、時間管理が上手にいかなくなったりします。

どんなに普段、模擬試験で高得点を出している受験生も決して侮ってはいけません!!!

どんな風に対策すればいいの?

1次試験では、出題される問題の難易度よりも出題される問題の量、言い換えると時間管理が大きな壁となります。

そのため、時間内にいかに正確に問題を解き終えられるか、その能力を強化する必要があり、一番重要になってきます。

どの教科にも使えるおすすめの勉強方法ですが、「与えられた制限時間を5~10分短くして演習する」という方法です。
さらに注意点があり、
・マーク問題集ではなく、必ず実際の過去問を使うこと(※使える過去問をすべて演習し終わってから初めてマーク問題集に手を出す)
・解答は必ずマークシート(コピーしたもので十分)に記入すること

これらを必ず意識してください。

本番では、きっと多くの人が緊張感から
「いつもより時間が全然足りない、、、、、、」
「きっと解けるはずなのに何でこんなにつまづいているんだろう」
と、こんな感じになると思います。

普段から緊張感にさらされながら演習できれば一番いいのですが、なかなか上手くいかないと思います。
そこで、せめて時間が足りないという感覚とその中での試験の立ち回りを練習するために有効なのが前述の「制限時間の短縮」という方法です。

また、意外にも実際の過去問をあまり活用せずに、各予備校、各出版社のマーク問題集ばかり取り組む受験生がいますが、実際の試験は、過去に出題された過去問をもとに作成されます。
ですので、過去問演習をするのは傾向を掴む上でも、自分が臨む回の試験対策にも非常に有用です。

もちろん、実際の過去問を収録したマーク問題集を活用するのは良いことですが、各予備校が実施する「〇〇マーク模試」を収録したマーク問題集は後回しで全然問題ありません。

あくまで、「過去問演習」を最優先にしてください!!!


2次試験

2次試験対策と聞いて受験生の誰もが思い浮かべ、取り組むのはやはり志望校あるいは受験校の「過去問演習」ではないでしょうか?

この「過去問演習」について詳しく説明します。

いつから始めたらいいのだろう?

まず、取り組む時期についてですが、余裕を持ちたければ10月、模試や1次試験対策に重点を置きたい人は11月には始めたほうがいいでしょう。

「いやいや、過去問演習は1次試験が終わって出願校を決めてからでしょ!」
こんな声も聞こえてきそうですね笑

なぜ私がこの時期からの取り組みをおすすめするかと言うと、1次試験後に新しいこと(過去問演習)に取り組む時間を減らせる
このことに尽きます!!!

1次試験が終わってから2次試験本番までどれくらいの時間が残されているか意識したことはあるでしょうか?

今後も1次試験の日程はほぼ変わらないと思うので、現行の日程をもとに2次試験までの日程を数えると

約1か月(※あくまで国公立大学の場合。私立大学ならもっと少ない。)

このたった1か月で、1次試験の勉強で多少なりともなまった記述試験の勉強や使ってきた教材の復習をして2次試験に備えなければなりません。
医学部受験であれば、面接の練習も入ってくるでしょう。

そのような時間が限られた中で、「全く志望校あるいは受験校の過去問演習をしていない」となると、それだけでやることが更に増えてしまいます。

時間的にも余裕がなくなりますが、何より気持ちに余裕が持てなくなり、場合によっては生活リズムや体調を崩してしまうことにも繋がりかねません。

2次試験前は、これまで自分が使ってきた参考書、受験してきた各種模擬試験などを徹底的に復習して、それらの内容を完璧にした上で本番に備える

このような勉強プランが非常に望ましいです。
この時期から新たに何か手をつけようとすればするほど、墓穴を掘りかねませんので、高校や予備校の直前授業があるならばそちらを優先して、自分では手を出したとしても解き残しのある過去問数年分程度に留めたほうが絶対に良いでしょう。

1次試験の対策が本格化していき、2次試験対策にだんだん時間が割けなくなる12月頃までに、せめて2~3年分でいいので自分の志望校、受験校の過去問に取り組んでおくと、それだけで1次試験後のタスクの量を減らせますし、1次試験前の早い時期から志望校、受験校を意識できるのでモチベーションにもつながります!!

何年分くらいやればいい?

赤本1冊(6~7年)分をしっかりと時間を計りながら取り組めばいいでしょう。
戻り過ぎてもキリがなくなってしまうので、最大でも10年分で十分です。

赤本に取り組む自体よりも、赤本に記載された過去問を通して傾向を掴んだ上で、自分が得点できなかったり、不安に思ったりする分野は、今まで取り組んできた教材で深く掘り下げて復習すると非常に効率的で、効果的な2次試験対策になります。


生活編

直前期は不安に駆られてついつい徹夜をしたり、詰め込み作業をしようとして無茶な勉強計画を立てたりしがち。
直前期の生活ではどんなことに気を付ければいいのでしょう?

絶対に睡眠時間は削らない

どんな受験本や受験情報サイトにも記載があると思いますが、睡眠時間は絶対に削らないこと!!!
追い詰められているからと言って、睡眠時間を削って勉強時間に充てたとしても効率的な勉強は絶対にできません!!!

集中力が知らず知らずのうちに下がってきますし、体調も崩しやすくなってしまうので「百害あって一利なし」です。

人によって、最適な睡眠時間は違うので「周りと比べてたくさん寝ているな」と感じる人も自分は自分、という意識で下手に睡眠時間を削らないこと。

また、日中(特に昼食後)は15分の仮眠を積極的に取り入れながら勉強をすると、気分も落ち着きますし、集中力が下がるのを防げるのでおすすめです。

試験当日の時間に合わせて起床・就寝時間を調整する

睡眠時間をしっかりと維持している人でも試験当日を意識した時間に起床・就寝する人は、そんなに多くないと思います。

「今日はキリが悪いからもう少しだけ遅くまで起きて勉強しよう」
「土日だし遅くまで寝ちゃおう」

気持ちは分かりますが、全ては本番をベストコンディションで迎えるためです!!

普段から試験本番を意識した起床・就寝リズムで生活していると、試験前日・当日も普段通りのリズムで就寝・起床がしやすくなるので、余計な緊張をしなくても済みます。

本番の時間に自分の頭が最高に冴えている状態を持っていければ、かなり有利になりますので、取り掛かってから慣れるまで時間はかかるかもしれませんが、是非実践して欲しい方法です。

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合格発表~2年間待ち望んだ最高の瞬間

皆さんの合格へのモチベーションになれば、と思い合格当日のことを紹介させて頂きます。

合格発表当日は、大学の正面玄関およびウェブサイト上で10時に一斉に合格発表が行われる予定でした。

自分の試験の手応えとしては、英語、理科2科目では十分戦えた感触があったのですが、数学はなんと5問中0完。
センター試験の判定は、BよりのC判定だったので2次試験でも決して余裕はない中での数学0完だったので気が気ではありませんでした。

すでに他の医学部の合格は頂いていたのですが、自分としては地元の医学部への進学を強く望んでいたので本当に心臓がバクバク。
直接大学まで見に行く勇気が出ず、ウェブサイトに9:55くらいから噛り付いてひたすら更新ボタンをクリックしてその時を待っていました。

そして、10時。
上手いこと合格者発表のページへ飛ばず、ほんの数秒のことだったかもしれませんが、凄く長く感じました。

ようやく合格者発表ページに飛んで、自分の番号を探しました。
合格者は当時の記憶で80名(すでに推薦入試の合格者が30人いたため)
自分の番号を見つけた時には、「嬉しい、という気持ちよりもホッと安心した気持ち」になったことを今でも鮮明に覚えています。

それから両親をはじめ祖父母や親族に電話をして合格報告。
そこで「おめでとう」という言葉をかけられて初めて「嬉しさ」が込み上げてきました。

中学2年の頃に医学部を志してから、2年の浪人期間を経て実に7年。
特に最後の1年はすべて「医学部合格」のために捧げて生活してきたので、ようやく自分の夢への第一歩を踏み出せた気がして、人生で最高の日になりました。

入学式まではどう過ごしたの?

やっとのことで手にした「医学部合格」。
その後入学式までの1か月弱、何をしたかというと、、、、、、

ほとんど何もしませんでした笑
何もしなかったというよりは、何をすればいいか思いつかなかった、というのが正しい表現でしょう。

一つあるとすれば、お世話になった予備校の先生やチューターの方、高校の先生に合格報告をしにいきました。
やはりそういう人たちの支えもあってこその受験ですので、現役、浪人問わず、合格した暁にはお世話になった人たちへの挨拶は忘れずに!!

 

いかがでしたか?
次回以降は、入学後の大学生活についてご紹介できれば、と思っています!
まじめな内容だけではなく、医学部生活の楽しい部分も含めてお伝えしていくので時間が空いた時には是非読んでみてくださいね!

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