2021年度九州大学医学部医学科一般選抜
九州大学医学部医学科入試内容が公表されました。ここでは一般選抜について過去の倍率等も紹介しながらお伝えします。
大学入学共通テスト及び個別学力検査等の配点
大学入学共通テスト
国語:100
地理歴史公民:50
数学:100
理科:100
外国語:100
合計:450
個別学力検査
数学I・数学A(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数学II・数学B(数列・ベクトル)・数学III
250点 150分
物理基礎・物理・化学基礎・化学
250点 150分
英語(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語II・コミュニケーション英語III・英語表現I・英語表現II)orフランス語orドイツ語
200点 120分
面接:総合判断
合計:700点
合格最低点
2020年
879.7点/1150点
2019年
880.9点/1150点
2018年
872.9点/1150点
前年までの一般選抜倍率
2020年
募集定員:110名
志願者:271名
受験者:255名
合格者:111名
入学者:111名
倍率:2.44倍
2019年
募集定員:110名
志願者:356名
受験者:342名
合格者:112名
入学者:112名
倍率:3.18倍
2018年
募集定員:110名
志願者:326名
受験者:315名
合格者:112名
入学者:112名
倍率:2.91倍
一般選抜問題
英語
120分で大問5つです。
・大問1
長文問題。
説明をさせる問題が多いです。日本語で説明せよ。英語で説明せよ。など
・大問2
長文問題。
大問1と同様説明問題が多いです。
・大問3
長文問題。
大問1、2と同様説明問題が多いです。
ただ、設問も英語で記載されています。
・大問4
自由英作文。
英語の文章を読み、それに対しての意見などを英語での回答が求められます。
・大問5
和文英訳。
1行から3行程度の日本語を英語に直す力が求められます。
・総評
説明問題が非常に多いため、120分では少し時間が少なく感じるかもしれません。
しっかりと過去問などを用いて、時間制限に慣れておく必要があると思います。
数学
150分で大問は5つで、全問記述です。
小問はついており、奇問ではないですが、しっかりと学力をつけていないと合格点には届きにくいかもしれません。
整数問題、確率、微分積分、複素数平面は頻出ですので、重点的に練習しておく必要があります。
理科
150分で物理と化学の2科目です。
物理
大問は3つで、全問記述式です。
法則の名前なども聞かれることがあるので、普段から意識して勉強しておくと良いと思います。
難問というわけではないですが、医学部の合格点を取るためには、奥深くまで理解していることが求められます。
化学
大問は5問です。
理論化学、無機化学、有機化学、合成高分子など満遍なく出題されます。
レベルは標準ですが、問題量が多いので、時間を意識した練習が必要です。
また、有機化学や高分子の構造式の記入を求められるので、こちらも練習が必要です。
2段階選抜
医学部医学科 2.5倍
入学志願者の数が募集人員を大幅に上回り、個別学力検査等を適切に実施することが困難な場合は、各学部・学科が指定する大学入学共通テストの成績の総点により下記に定める倍率のとおり第1段階の選抜を行い、その合格者に対して第2段階の選抜として個別学力検査等を行います。