ここ福岡にゆかりのある貝原益軒は、「医は仁術」と言っています。「医は、人命を救う博愛の道である(広辞苑)」という意味です。
さらに昔。唐の時代に残された「臨機応変は医の意なり」。
意味には諸説あるようですが、有名な訳は、「医術に古方だの今方だのの区別はない、病気を治せばよいのだ」。
また「書物などに頼らずとも、努力と工夫を重ねて医術を体得しなさい。その結果素晴らしい医療が臨機応変にできるだろう。」 と、いう意味も。(解釈が違っていたらすみません)
ここ最近、こうした言葉とは真逆の報道が二つありました。
群馬・千葉で計19人が亡くなった腹腔鏡手術の医療ミス。
もう一つが聖マリアンナ医大病院の精神保健指定医になるための不正発覚。
気持ち新たな春だからこそ、医師を目指すみなさんに二つの言葉を掲載しました。
「経験を積みたい」、「早く指定医になりたい」という気持ちがこのような事件を巻き起こしたのでしょう。満ち足りた気持ちで結果を得るには遠回りも必要です。
この報道について、みなさんはどう思いますか。