今日はPMD医歯薬専門塾もある熊本にまつわる話題です。
今、熊本モデルが国内だけでなく海外からも注目を集めています。
そもそも熊本モデルとは何ぞやかと申しますと、
2009年に始まった認知症対策の医療システムのこと。
「基幹型(中心)」と「地域拠点型」の二重構造が特徴です。
基幹型を担うのは熊本大学医学部付属病院です。
高度な診断・診療が必要なケース、人材育成の研修やバックアップが主。また認知症専門医を拠点型に派遣しています。
地域拠点型は実際の早期診療を行います。
他に、認知症の方を抱える家族やかかりつけ医・介護施設と連携を取り、年に数十回徘徊高齢者対策などの検討会を開催しています。
現在は基幹型、地域拠点型の二重構造ですが、
その輪がかかりつけ医や地域に三重四重と波及すればいいと思います。
国際的に高齢化社会となり、地域連携の認知症対策は急務です。
来年9月、日本で初めて「認知症アジア学会」が熊本市で開催されます。
PMD熊本校からも近く、改めて身近な問題を考えさせられます。